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設置の付帯工事
医療機器の電源工事
高圧受電(6,600V)、キュービクルが必要な場合が多い
電灯、動力とも 50kVA未満であればキュービクルは不要となる
院内のLAN構築工事
システム名 | 用途 |
---|---|
電子カルテ | 紙カルテの情報を電子情報化し、データベースとして編集・管理に用いるシステム。新規開業で導入する場合は、レセプトコンピュータと一体型となる場合が多い。 |
レセプトコンピュータ (レセコン) |
レセプト請求の計算を行うシステム。診察券 → レセコン → カルテ → レセコン → レジスタというように連携させ、医師以外でも入力・管理できるようにしたもの。複雑で手間がかかっていたレセプト請求計算だけでなく、薬剤管理や会計管理までできるものもある。ただし、原則として紙カルテと組み合わせて用いる。 |
オーダーエントリー システム |
検査や処方オーダー、検査結果や画像の参照、医事会計などを行い、診療業務の効率化を図るシステム。複数の画像検査機器がある場合は、個人患者情報を一括管理することで入力を簡略化できる。「MWMサーバシステム」(※)を導入することもある。 |
オンライン請求 | レセプト請求をオンラインで行うシステム。無償配布の専用ソフトをコンピュータに導入して用いる。電子カルテとレセコンいずれでも、オンライン請求の専用コンピュータを設置する。書類記載の不備などの簡単なレセプト精査が事前に行える事務点検プログラム「受付・事務点検ASP」のサービスが付いてくる。 |
画像ファイリング システム(PACS) |
MRI装置やX線撮影装置、超音波検査機器、内視鏡装置などから得られる画像データを一元管理する。画像データは容量が大きく、電子カルテと一緒に管理すると効率が悪いため、サーバを別にすることが多いが、電子カルテからは画像ファイルを呼び出せるように接続する。画像は診断用画像(DISCOM・TIFFなど)と参照用画像(JPG・BMPなど)に分かれる。参照画像はデータ劣化の恐れがあるため診断には使えないが、保存用としては使用可能である。 |
- ※モダリティワークリスト管理(Modality Worklist Management)の略称。検査を行う前に各機器からサーバに問合せを行い、検査予約情報や患者属性情報を取得する。
放射線防御工事
対象機器 | 鉛厚(Pb/mm) | 石膏ボード厚(mm) |
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X線撮影装置 (一般撮影、TV撮影、X線マンモグラフィ装置) |
1.5 | 12.5 |
X線CT撮影装置 | 2.0 | 12.5 |
壁面の仕上 | 鉛当量(Pb/mm) |
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ガラス | 指定鉛当量の鉛ガラス |
鉄筋コンクリート150mm厚 | 1.5 |
鉄筋コンクリート200mm厚 | 2.0 |
スチール6mm厚 | 1.5 |
スチール8mm厚 | 2.0 |
- ※X線遮蔽計算書を作成して安全を確かめれば鉛厚1.5mmの仕様で済む場合も多い